電気代・ガス代を見直すことから始める「脱炭素」

岐阜市の「ぎふ減CO2(げんこつ)ポイント」を知っていますか?

こんにちは。吉村和也です。

「電気代が高くなったな……」

「ガス代や水道代も、できれば少しでも抑えたい」

そんなことを感じることはありませんか?

物価や光熱費が上昇する今、家計の負担を減らすことは、多くの家庭にとって身近で切実な課題です。

一方で、私たちの暮らしから出る二酸化炭素(CO2)を減らし、地球温暖化を防いでいくことも、これからの地域社会にとって重要なテーマです。

では、

「家計を守ること」と「環境を守ること」を、一緒に進めることはできないか?

その一つの答えとして、岐阜市が取り組んでいるのが、

「ぎふ減CO2(げんこつ)ポイント制度」

です。


なぜ、この制度があるのでしょうか?

省エネや脱炭素という言葉を聞くと、

「環境問題だから、自分には少し遠い話かな」

と思われる方もいるかもしれません。

でも、実はそうではありません。

例えば、

・使っていない部屋の照明を消す
・電気やガスの使用量を少し減らす
・LED照明に替える
・省エネ性能の高い家電を選ぶ
・公共交通を利用する
・自転車を利用する
・宅配ボックスを設置して再配達を減らす

こうした一つ一つの行動が、省エネやCO2削減につながります。

そして、こうした取り組みを「やって終わり」にするのではなく、市民の皆さんが楽しみながら継続できる仕組みにしようというのが、この制度の面白いところです。

岐阜市の「ぎふ省エネチャレンジ市民運動」は、地球温暖化防止と効率的なエネルギー利用を目指す、市民参加型の取り組みです。

省エネ行動をすると「ぎふ減CO2ポイント」が貯まり、一定のポイントを使って応募すると、抽選で省エネ啓発品が当たります。

つまり、

「CO2を減らす」

「ポイントが貯まる」

「さらに省エネにつながる啓発品が当たる」

という仕組みです。


どんなことでポイントが貯まるの?

2026年度は、ポイントを貯める方法がかなり幅広くなっています。

代表的なものをご紹介します。

① 電気・ガス・水道の使用量を減らす、または維持する

前年同月と比較して、電気・ガス・水道の使用量を減らす、または維持することでポイントの対象になります。

「前年より減らさなければダメなの?」

と思われるかもしれませんが、「減らす」だけでなく「維持」も対象となっています。

普段の暮らしの中で無理なく省エネを意識するきっかけになります。

なお、応募する際には、対象月と前年同月の使用量が確認できる検針票などが必要です。

Webで使用量を確認している場合は、対象年月と前年同月の使用量が分かるページを印刷する必要があります。


② LED照明を購入する

2026年度から新たにポイント対象となった項目です。

省エネ基準達成率100%以上のLED照明器具・電球形LEDランプを新品で購入すると、

1セットにつき5ポイント

が付与されます。

各応募回につき最大20ポイントまで使用できます。

照明は毎日の生活に欠かせないもの。

「どうせ買い替えるなら、省エネ性能の高いものを選ぶ」

という行動を後押ししてくれる仕組みです。


③ 省エネ型の製品を購入する

省エネ性能の高い製品を購入することもポイント対象です。

家電を買い替えるとき、

「価格が安いから」

だけではなく、

「長く使ったときの電気代まで考える」

という視点を持つことが大切です。

初期費用だけではなく、毎月のランニングコストまで考える。

これは家計を守るという意味でも重要だと思います。


④ 宅配ボックスを設置する

宅配ボックスの購入・設置も対象です。

再配達を減らすことは、配送車両の走行回数を減らし、CO2削減にもつながります。

「宅配ボックスが環境対策になるの?」

と思われるかもしれませんが、実は私たちの暮らしの身近なところにも、CO2削減につながる行動があります。


⑤ バス・コミュニティバスを利用する

2026年度から、岐阜バスやコミュニティバスの利用もポイント対象となっています。

対象となる岐阜バスの企画乗車券や、コミュニティバス全地区共通1日乗車券を購入・利用すると、

1日分につき5ポイント

が付与されます。

各応募回につき最大10ポイントまで使用できます。

これは単なる環境対策ではありません。

公共交通を利用する人が増えれば、地域交通を維持することにもつながります。

「環境」×「公共交通」

という視点で考えてみると、この制度の意味がさらに見えてきます。


⑥ 岐阜市シェアサイクル「Gifu-ride」を利用する

自動車ではなく、自転車で移動する。

これも立派な省エネ行動です。

岐阜市のシェアサイクル「Gifu-ride」の利用もポイント対象となっています。

なお、2026年度は各応募回につき最大10ポイントまでとなっています。


⑦ 「ぎふ~ど」登録店舗を利用する

岐阜市内の「ぎふ~ど」登録店舗で、農畜産品や農畜産品を使用した加工品を購入・飲食することでもポイントが貯まります。

1回につき5ポイント、各応募回につき最大10ポイントです。

ここは個人的にも面白い取り組みだと思います。

省エネというと「電気を消す」「エアコンの温度を調整する」というイメージがあります。

しかし、この制度では、

地元の農畜産物を選ぶことも、環境や地域を考える行動の一つとして位置付けられています。

環境だけではなく、地域経済や地産地消にも目を向けるきっかけになります。


まだまだあります

2026年度は、ほかにも、

・家庭の電気契約を実質再生可能エネルギー100%由来に切り替える
・エコライフチャレンジ
・環境学習への参加
・「みちみちすいすいプロジェクト」の取組宣言
・ぎふ減CO2マイページへの登録
・マイページ内の白クマさんとのジャンケン

などもポイント対象となっています。

2026年度から新たに追加されたメニューもあり、制度そのものが少しずつ進化しています。


貯めたポイントは何に使える?

貯めたポイントは、抽選で「もっと省エネ啓発品」が当たる応募に使用できます。

2026年度は、30ポイントコースのサーキュレーターなど、複数の啓発品が用意されています。

ただし、啓発品の内容は変更になる場合がありますので、応募前には最新の一覧をご確認ください。

ここで大切なのは、

「賞品が欲しいから省エネをする」だけで終わらせないこと。

私は、こうした制度の本当の価値は、日常生活の中に「省エネを意識するきっかけ」をつくることにあると思います。

一度始めた省エネが習慣になれば、ポイント制度が終わっても、その行動は続いていくかもしれません。


2026年度の応募締切

2026年度は3回の応募機会があります。

応募締切対象
第1回2026年6月30日2026年3月~6月分
第2回2026年11月2日2026年3月~10月分
第3回2027年3月1日2026年3月~2027年2月分

※第1回は終了しています。

2026年8月時点は、第2回・第3回への応募を考えるタイミングです。


応募方法は2種類

① インターネットから応募

「ぎふ減CO2マイページ」に登録し、ポイント・CO2確認と応募のページから、必要書類をPDFや画像データで添付して応募できます。

ぎふ減CO2マイページ(公式)

② 応募用紙で応募

所定の応募用紙に必要事項を記入し、検針票や領収書、保証書、乗車券など必要書類を添付して、事務局へ郵送・持参する方法です。

各地区公民館を通じて提出することもできます。


「省エネ」は、我慢することではない

私は、省エネという言葉を聞いたときに、

「我慢しなければならない」

というイメージになってしまうことが少し気になります。

もちろん、無駄な電気を使わないことは大切です。

でも、

「我慢する省エネ」から「賢く選ぶ省エネ」へ。

そんな考え方も必要ではないでしょうか。

例えば、家電を買い替える。

そのときに省エネ性能の高い製品を選ぶ。

車ではなくバスに乗れる日はバスを利用する。

近所なら自転車を使ってみる。

宅配ボックスを活用して再配達を減らす。

地元の農産物を選ぶ。

一つ一つは小さなことです。

でも、岐阜市で暮らす一人ひとりが少しずつ行動すれば、大きな力になります。


私がこの制度を紹介したい理由

行政の制度は、せっかく良い制度があっても、

「知られていない」

というだけで利用されないことがあります。

私は、市政に関わる情報について、

「こんな制度がありますよ」

と伝えるだけではなく、

「なぜ、この制度があるのか」
「私たちの暮らしとどう関係するのか」
「実際にどう使えばいいのか」

まで、できるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと考えています。

今回の「ぎふ減CO2ポイント」も、単なる「ポイントが貯まって賞品が当たる制度」ではありません。

その背景には、

地球温暖化対策、家計負担の軽減、省エネ、公共交通、地域消費、そして私たち一人ひとりの暮らし方。

いろいろなテーマがつながっています。


まずは「自分の家」から

地球規模の環境問題を考えると、

「自分一人がやっても何も変わらない」

と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、私は逆だと思っています。

まちづくりも環境問題も、最後は一人ひとりの暮らしから始まります。

電気を少し大切に使う。

水を大切に使う。

公共交通を使ってみる。

自転車に乗ってみる。

省エネ家電を選ぶ。

地元のものを買う。

そんな小さな選択の積み重ねが、未来の岐阜市をつくっていくのではないでしょうか。

「節約しながら、環境にも優しく。」

そんな一歩を踏み出すきっかけとして、「ぎふ減CO2(げんこつ)ポイント」を活用してみてはいかがでしょうか。


公式情報・関連リンク

岐阜市「ぎふ減CO2ポイント制度・ぎふ省エネチャレンジ市民運動2026」

制度の内容、ポイント対象、応募方法、応募締切、啓発品などを確認できます。

岐阜市公式「ぎふ減CO2ポイント制度」

ぎふ減CO2マイページ

インターネットからポイント確認・応募を行う場合はこちら。

ぎふ減CO2マイページ

岐阜市 脱炭素ポータルサイト

岐阜市のゼロカーボン・脱炭素に関する取り組みをまとめて確認できます。

岐阜市脱炭素ポータルサイト

岐阜市 省エネ家電購入支援キャンペーン

岐阜市では、2026年度に省エネ性能の高い家庭用電化製品の購入を支援する事業も実施しています。

岐阜市「令和8年度省エネ家電購入支援キャンペーン」


お問い合わせ

岐阜市地球温暖化対策推進委員会事務局
(岐阜市役所 環境部 ゼロカーボンシティ推進課内)

〒500-8701
岐阜市司町40番地1 岐阜市役所14階

電話:058-214-2149

※制度の内容、対象となる取り組み、必要書類などは変更される場合があります。応募前には必ず岐阜市公式ホームページで最新情報をご確認ください。


皆さんは、普段の暮らしの中で、どんな「省エネ」をしていますか?

私は、こうした小さな取り組みを「無理なく、楽しく、続けられる」まちの仕組みにしていくことが、これからの岐阜市には大切だと考えています。

一人ひとりの小さな一歩が、未来の岐阜市につながっていく。

そんな視点で、これからも市政の情報を分かりやすく発信していきます。