こんにちは。吉村和也です。
私は岐阜市三輪地区で株式会社三輪南農産に勤め、農業をしています。
ここには市内の約18%の農地が集積しており、岐阜の「食」を支える重要な地域です。
いま、米価や需給調整の問題がニュースで取り上げられる中で、改めて実感するのは「安定した食の供給には、しっかりとした基盤整備が不可欠」ということです。
私たちの現場では、圃場ごとに形状も入口も異なり、水路の維持管理だけでも年間何十ヘクタール分の草刈りが必要です。
老朽化した水口・後口も数多く残されています。
IT化やDX化も重要ですが、それだけでは未来へ繋がりません。
地権者の皆様や地域の理解を得ながら、水路の更新、圃場の大区画化、大型機械が使える環境づくりなど、根本的な基盤整備が求められています。
泥に埋まったトラクターを見て、「このままではいけない」と強く感じました。
これまで農業を支えてくださった方々から、次の世代へバトンを渡すために。
持続可能な農業の未来をと考える日となりました。