【2026年2月8日 岐阜県知事 江崎禎英氏「日本の課題と岐阜県の未来」-全国に誇れる地域社会を目指して-講演会へ】

(加納高校有志の会 主催/吉村和也 活動報告)

本講演会では、岐阜県の現状と未来を見据えた県政の方向性について、江﨑禎英(よしひで)岐阜県知事より説明がありました。
県政全体の視点だけでなく、市町村や地域の現場とどうつながるのかを考える上で、多くの示唆を得る機会となりましたこと、心より感謝申し上げます。

議事録と私の主観を交えて報告させていただきます。

当日は雪が降る大変寒い中にもかかわらず、会場を埋める多くの参加者が集まりました。
質疑応答では、一つひとつの質問に丁寧に答えられ、今後への希望が持てる答弁が印象的な講演会となりました。

1.県政運営・ガバナンス改革

議会対応や業務の効率化により、年間約5万8千時間の残業削減を実現したことが紹介されました。
広報やSNS発信の強化、危機時の迅速な判断など、行政の姿勢そのものを変えていく取り組みが進められています。

吉村▶ 行政が余力を持つことで、地域や市民の声に丁寧に向き合えるようになる点は、非常に重要だと感じました。


2.都市・交通(LRT)構想

岐阜市中心部の分断を解消し、観光・通勤・医療を結ぶ次世代LRT構想が示されました。
宇都宮LRTの事例を踏まえ、採算性と沿線開発、バス再編を一体で進める考えが語られました。

吉村▶ 交通はまちづくりの土台です。高齢者、子ども、学生、通院する人が安心して移動できるかという視点で、地域住民との対話と合意形成が欠かせないと感じました。
また、「名古屋のベッドタウン」ではなく、「岐阜に住みたい」と思っていただける魅力につながることを期待し、地域住民として「岐阜らしさ」を発信してまいります。


3.リニア連携と広域まちづくり

リニアを首都圏と岐阜を約60分で結ぶ交流の手段と捉え、体験・教育・観光を軸にした広域連携の可能性が示されました。


4.農業・林業・エネルギー転換

「地産地消」から**「地消地産」**への転換や、有機・環境調和型農業の推進が語られました。
林業では広葉樹化や境界整備、再生可能エネルギーの活用が示されました。

吉村▶ 農業現場で働く者として、「有機栽培・環境調和型農業」の大変さを痛感しております。
現場では担い手不足や、小規模でも続けられる仕組みづくりが課題となっており、県の方向性を地域単位でどう実装するかが重要だと感じました。


5.働き方(働いてもらい方改革)・人材・教育改革

柔軟な働き方を実践する企業事例や、体験教育、若者の声を政策に反映する姿勢が紹介され、若者の流出を一定程度受け入れつつ、戻りたくなる岐阜を目指す考えが示されました。

吉村▶ 部活動や地域活動に関わる立場として、子どもや若者が地域と関わる機会をどう増やすかが、市町村レベルでの重要なテーマであり、今後の政策に活かしてまいります。


6.観光・産業振興

県内全域を観光地と捉えた基盤整備とともに、医薬・バイオ、半導体関連など、観光に依存しない産業育成の必要性が語られました。


7.課題と今後の重点

交通人材不足、LRTの住民合意、農業有機化の供給体制などの課題が示され、今後は、

① LRT事業化
② 地消地産の本格導入
③ 林業・再生可能エネルギー改革
④ 体験型教育と若者参画
⑤ 産業創出

を重点的に進める方針が示されました。


吉村和也としての活動報告

今回の講演を通じて、県の政策は、市や地域の現場で初めて意味を持つということを改めて感じました。
今後も地域活動の立場から、県の動きと地域の声に丁寧に耳を傾け、暮らしに実感のある政策につなげていくことを大切にしていきたいと思います。

岐阜県知事 江崎禎英(よしひで)様との記念写真