こんにちは。吉村和也です。
本日は、落語の始祖とされる 安楽庵策伝(あんらくあん・さくでん) が生まれ育った地、岐阜市にある 浄音寺(じょうおんじ) を訪れています。
策伝は、戦国時代の1554年(天文23年)、美濃国・岐阜に生まれました。
若いころは武士として仕えましたが、のちに出家し、仏の教えを広める布教者となります。
その際、人々に仏教をわかりやすく伝えるために、説教に笑いを織り交ぜた話芸を用いたことが、「落語」の原型となりました。
晩年は京都の誓願寺(せいがんじ)で教えを説き、全国から信仰を集める名僧となりましたが、ふるさと・岐阜への愛情は深く、ここで育まれた感性が策伝の話芸に大きな影響を与えたとも言われています。
現在も岐阜市では策伝上人をたたえ、「策伝まつり」や「策伝大賞」などが開催され、落語文化の継承と発展が続いています。
特に、全日本学生落語選手権「決勝大会」が岐阜市で行われているのは、とても誇らしいことです。
落語の原点がここ岐阜にあることを、もっと多くの方に知ってもらいたい。そんな想いで、今日はこの地をご紹介しました。
▶︎浄音寺
住所:岐阜市三輪宮西240


